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8月9日(火)~12日(金) 第2回高山グローバルサマーフェスタ

愛知県立旭丘高等学校主催(協力 中部経済連合会・高山市・飛騨市)の学習交流会で、
名城大学附属高等学校、富山県立高岡高等学校、本校の4校から39名が参加し、
旭丘高校林間学舎(岐阜県高山市)と市内の旅館を使って3泊4日の日程で行われました。
3日目からは高山西高等学校の生徒も合流しました。
学習会の大きな柱は次の3本。

(1) 講師を招いて講義を受けるフォーラム

8月9日

「グローバルから高山を考える(働く意味・お金の意味)」
鎌倉投信ファンドマネージャー 新井和宏 氏

  • 働く価値や、人の役に立つ仕事をする上でお金はどういう意味を持つのか、金融の世界の根底にあるべき人間の意識の大切さを学びました。

「日本の伝統技術を世界へ」
株式会社飛騨の森でクマは踊る 取締役 松本 剛 氏

  • 林業を通じた地域再生と世界のクリエイターネットワークをつなぐことで、飛騨の森に新しい価値を生み出す企業活動を行っている。


8月10日

「Overseas Marketing Strategy for the Revitalization of Regional Economy」
高山市ブランド海外戦略部部長 田中明氏

  • 海外から多くの観光客が訪れる高山市が、どのようなグローバル戦略を持ち具体的にどのような取組をしているか(英語で)聞き、質疑しました。

「起業とは何か?起業と語学、海外との関連性」
アライブ株式会社代表取締役 三輪尚士氏

  • 21歳の時に立ち上げた会社が現在創業15年。起業し海外に進出するとはどういうことか、語学の力とは何かをご自身の体験からお話しいただきました。

「国産旅客機MRJを世界の空へ ~Flying in to the Future~」
三菱航空機株式会社技術本部副部長チーフカスタマーエンジニア 佐倉潔氏

  • 「ものづくり」という言葉の精神性を理解し、MRJ開発チームのリーダーとして不可欠な要素についてお聞きしました。

「能における日本文化の神髄」
シテ方観世流能楽師 北浪貴裕氏

  • 「能」のビデオを鑑賞し、身体の動きや発声を実演しました。外国人が能にひかれる理由を探り、「能は日本の不易なのか」を考えました。


8月11日

「合意形成プログラム」
合意形成マネジメント協会理事長 百武ひろ子氏

  • 社会で求められる合意形成力とは何かを理解した上で、合意形成を進める上での基本的な考え方と具体的な技術をグループワークで実践的に学びました。


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分野第一線で活躍する講師陣により、
頭だけでなく体を使う講義もあり、多様な世界が
あることを実感しました。

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(2) 8人の大学院生・留学生が自分の専門分野に関して、グループの高校生(5人前後:事前に振り分け)にレクチャーするセミナー

8つのセミナー

1.「I」デンティティー
2.Body Language and how important it is in our daily lives
3.Law, Study Abroad and Global Society
4.蓮と医療技術から学ぶ異文化理解と問題設定・解決
5.太陽の素顔とは?
6.ことわざから探る世界の言葉と文化
7.電子デバイス研究の現状と研究を通した国際交流
8.Sustainable Food

  • 事前に課題も出されており、参加討論型で、気づきをまとめていったセミナーや、まだ学習していない分野の物理や化学を説明してもらいつつ最先端の研究を学ぶセミナーなど、中身の濃い学習となりました。留学生の出身地は中国、香港、モンゴル、べトナム、ウズベキスタン、エルサルバドル、アメリカ合衆国と様々でしたが、説明はもちろん英語、日本人学生も多くを英語で説明し、質問もできるだけ英語でトライしました。

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533(3) 生活班(大学院生・留学生・高校生5人)で、ワークショップ

 他のSGH校の生徒や、生活班で面倒をみてくれる学生・留学生との交流も、行きのバス車内でのアイスブレイクから始まり、ワークショップや
 インタラクション、1日の終わりのリフレクションを通して、4日間で大きく深まりました。

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 最終日午前のインテグレーションでは、各グループテーマを決めてまとめを発表しました。午後は飛騨高山美術館、高山市内研修を行い、
 充実感と達成感をもって4日間のフェスタを終了しました。

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 高校生は39人(旭丘25人、名城9人、高岡2人、本校3人)。大学院生・社会人(旭丘卒業生)8人。留学生8人。
8つの生活班がつくられた。大学院生がスチューデントリーダーとして高校生を指導し、教員は生活面においてもほとんど関与せずに進めることができた。

 フォーラムは社会人、リーダーとしての心構えや様々の分野の基礎知識を得ることが中心。
いずれも第一線で活躍する方の話で興味深く高校生は聞き入っていた。

 スチューデントリーダーが指導するセミナーやワークショップは一部英語を用いてすすめられた。
グループごとに学生の専門分野の学習を行うセミナーと、高山の街を題材とするワークショップが行われた。
英語でのコミュニケーションは十分とはいえなかった。

 全ての活動が、最終日のインテグレーションで集約されるように計画されており、これはハーバード大学で
行われる「H-Lab」というプログラムを参考にしている。
 参加生徒は他校生徒との交友が深まり、活発に意見交換ができるなど、よい経験になったと思われる。
ただし、時間の有効的な使い方ができないグループや、話し合いに集中できない面も見られた。
今後の課題としていきたい。