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2016年12月 SGH海外フィールドワークin中国天津

2016年12月17~21日、グローバルリーダー学を選択する生徒12人(1年生4人、2年生8人)は海外フィールドワークとして中国・天津を訪問しました。中国に4つある直轄市の一つで、環渤海湾地域の経済的中心であり、中国北方最大の対外開放港である天津を、歴史と文化、学校教育(高校・大学)、医療施設、日系企業訪問などを通じて学習してきました。

〔1日目〕12月17日(土)

出航:中部国際空港→天津へ

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日本航空841便(JL841)にて天津濱海国際空港へ

周恩来鄧超頴記念館

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中華人民共和国初代総理・周恩来とその妻・鄧超頴に関する記念館。
周恩来の幼少、青年期から中国建国の歩み、総理としての業績などテーマ別に展示されている。

天津広播電視塔を訪問

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高さ415.2mのテレビ塔で、天津で最も高い建築物。
高さ約250mのところに展望室があり、市内を360度見渡すことができる。
ただしスモッグのため、あまり遠くまで見渡すことはできなかった。

〔2日目〕12月18日(日)

楊柳青博物館(石家大院)

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楊柳青鎮は1000年以上の歴史を持つ中国北方地区有数の古鎮として知られる町。
版画や凧など多くの民間芸術が花開いた。
町中には露天が出ており市民の観光地になっている。
石家大院は天津有数の名家で、現在は博物館として利用されている。

古文化街を訪問

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800年の歴史を持つ古い町並み。
天津の発祥の地ともいえる場所。中心に天后宮という海の女神を祭った廟がある。廟内を見学した後、自由行動。約600mの通り沿いには古い書籍や玩具、伝統的手工芸品、飲食物などを扱う店が建ち並んでいる。
「花文字」制作が大人気で、進路指導室前の「大願成就」という花文字の巻物はここで描いて頂いたもの。

〔3日目〕12月19日(月)

天津外国語大学附属外国語学校で英語と日本語の授業に参加→その後、交流会。

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中1生の英語の授業はオールイングリッシュ。生徒は熱心に英会話に取り組んでいる。高3生の日本語の授業はオールジャパニーズで行われ、日本語をほぼ理解している様子。交流会では中国学生のスピーチや歌唱、本校生徒は日本舞踊と日本の伝統玩具の紹介をした。同世代の生徒同士で話し合う機会があったが、生徒たちは語学力の重要性を思い知ったようだった。

天津中医薬大学を訪問

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中国で初めての伝統医学を教える大学として設立された。医学部をはじめとする4つの学部が設置されている。学生の研修室や実験室に案内していただき、実験器具や模型を見せていただいたり、附属病院の治療中の診察室やリハビリ室にまで案内していただいた。
日本ではなかなか見せてもらえないところまで見学させていただいたのには驚いた。

〔4日目〕12月20日(火)

天津理工大学

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学生数26202人(聴講生10000人以上)、教職員数1877人、61の学士号、69の修士号が習得できる。
「理工」大学だが、外国語やビジネス、法政治学、中国文化などについても学習することができる。
図書館、工程訓練中心、漢語言文化学院を訪問した後、外国人留学生と交流する機会をいただいた。

万苗農業模範基地

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国家農業総合開発計画の一環で21世紀に入ってから設立された。育苗研究やバイオテクノロジーを利用した生産研究、微生物を利用した有機栽培野菜の研究をしている。何カ所かのビニールハウスでパプリカ、スターフルーツ、唐辛子、茄子を栽培しているところを見学した。

香奈維斯(天津)食品有限公司

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三重県四日市市に本社を置く太陽化学株式会社の現地法人。株式会社フランソワ(本社福岡市)と合弁してベーカリー事業をおこなう現時法人を設立した。
会社概要の説明を受けた後、工場見学を行う。材料の撹拌、成形、冷蔵発酵、焼き上げ、包装、出荷等のラインに沿って、説明を受けながら見学した。

〔5日目〕12月21日(水)

近代天津博物館から五大道へ

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1953年に開館した歴史博物館。10万点を超える貴重な資料が展示されており、天津の歴史と文化を細かく紹介している。入場は要予約。開館前に入場させていただき、貸し切り同然で見学することができた。
その後、五大道散策。五大道は、19世紀後半から20世紀初頭にかけてイギリス租界だった場所。多くの西洋人が居を構え、天津を特徴づける町並みとして多くの人を引きつけている。

出航:天津国際空港→中部国際空港へ

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12:35発の日本航空842便にて出国。研修でお世話になったガイドの劉志軍さんに生徒代表が記念品を贈り、お礼を申し上げた。
18:00過ぎ、一行は中部国際空港に到着。
生徒たちは電車、バス、家族とともに自家用車等で帰宅した。


以下に、帰国後生徒が書いた研修の感想をまとめた。

・天津外国語大学附属外国語学校の中1の英語の授業は All Englishで行われ、授業についていくだけでなく、きちんと理解もしているので、レベルの高さを感じました。日本語学科の高3の人たちとの交流は、貴重な経験になりました。外国で現地の人と交流することが大切な中で、さらに、同世代の人たちと交流できて、本当に良かったです。もっと長い時間話せられれば良かったです。

・私は今差別などについて学習しています。ガイドの劉さんに「中国で問題になっている差別などはありますか」と質問をしてみました。日本では生まれた国が違ったり、性別や、生まれた地域での差別が問題になっています。劉さんは中国の人々は昔からたくさんの民族がいて、それが当たり前のことだからそのようなことはあまりないのだと教えてくれました。たくさんの民族やたくさんの文化があればその分差別や争いはたくさん起こるものだと思っていましたが、そうではなく色んな人々がいるからこそそれを認め合うのは当たり前であり、特別なことではないのです。中国にもまだまだ環境問題や、経済的な問題など様々な問題があります。私は今回人権について日本と比較し考えましたが、他にもたくさん日本と比較し考えることで中国を見習うべきもの、また逆に日本の素晴らしいものについて気づけると思いました。

・私は正直中国という国には人生で行くことはないだろうと思っていたほど、ニュースなどだけの情報 に流されて、中国や中国の人に嫌悪感を抱いていました。ですが今回の研修を通して中国のことを知れば知るほど日本にとってなくてはならない国であり、多分日本にもまだ昔の私のようなイメージを抱いている人がたくさんいると思うのでそうゆう人たちの考えを少しでも変えたいと思うようになりました。