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平成30年度四高SGHスーパープレゼンテーション開催

 2月5日(火)13:00から、本校体育館にて、平成30年度四高SGHスーパープレゼンテーションが開催されました。SGH活動を通して、大学教員や企業の経営者、社員等から学び取り組んだ研究による成果を、地域社会にも還元する場として、地域企業や研究機関等を対象に、生徒自身による提言及び意見交換を行うフォーラムとして開催され、最終年度を迎えました。

 まず、松岡校長からの開会の挨拶の後、カンボジア、中国・天津への海外フィールドワークに行った生徒それぞれ12名の生徒たちから研修報告のプレゼンを英語によって行いました。
 カンボジアの研修報告では、新たに加わった訪問先の学校、施設や大学、歴史、文化の紹介、最後には現地で抱える問題や課題に自分たちがどう関わっていくのかの提言が行なわれました。一方、中国・天津の研修報告では環境問題、交通など生活事情を中心に説明、訪問した高校、大学の様子も詳しく報告されました。最後には「実際に海外を自分で見ることの大切さ」を強調していました。

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 その後、代表生徒による「グローバル社会への提言および意見交換フォーラム」として、11月に行なわれた校内プレゼンによって選抜された3名の生徒が研究発表を行ないました。
 研究テーマと発表者、研究内容は以下の通りです。

① 「森林発電~木を燃やして環境を守る~」     2年4組 飯柴 彩佳

 現代において、電気は私たちの便利な生活には欠かせないものとなった。しかし、その生活が今、地球を住みにくい場所へと変えつつある。それでは私たちは便利さを捨てるべきか?おそらくそれは不可能だろう。今私たちに必要なのは、いかに地球環境を壊さずに便利さを維持するかということだ。そこで私は、化石燃料による発電を代替する発電方法として、「森林発電」(木を燃やして発電する)を提案する。この発電の長所、短所をふまえて、今後の世界の発電の在り方について考えていきたい。

② 「児童福祉専門機関の整備による少年犯罪の減少」 2年9組 梶原 知茂

 近年、少年による凶悪犯罪がしばしば発生し社会問題となっている。そのような状況下で、少年犯罪の厳罰化を求める世論が大きくなるのも無理はないだろうか。しかし少年犯罪の背景は複雑であり、安易な厳罰化は逆効果である。今回は児童相談所の業務内容に注目し、その専門性・効率性を高めることで少年犯罪を予防する筆者の主張する「エンジェル計画」について説明し、児童福祉の視点で日本における少年犯罪の未然防止を考えたいと思う。

③ 「認知症の明るい未来」              2年9組 中嶋 一貴

 過去には痴呆と呼ばれ、治ることのないと言われていた病気。今では認知症という病名に変わったが、その患者数は今も増加している。2050年にはこの数がさらに増加し、日本人口の約12人に1人が認知症になることが懸念されている。これはもはや他人ごとではなく、将来自分がなるかもしれないという危機感を持ち、真剣に考えるべき問題である。そこで私は少し変わった視点から解決の糸口を探ってみようと思う。

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 休憩を挟んで、岩崎 恭典氏(四日市大学 学長) の司会によって、会場の生徒と発表生徒との質疑応答、意見交換が行われました。最後にパネリストである種橋 潤治氏(四日市商工会議所会頭)、朴 恵淑氏(三重大学人文学部・地域イノベーション学研究科教授・地域ECOシステム研究センター長) から専門の分野でのコメントをいただきました。
 それぞれの研究発表に対し、「現場へ行って現場の話を聞いて疑問を解決する力」の重要性、「持続可能な開発目標(SDGs)」に沿った研究テーマであったこと、確かなエビデンスをどのように集めるのかなどの課題も呈示され、会場から1,2年生問わず、多数の質問や意見が出され、議論が大いに深まりました。