8月6日(月)~9日(木) 愛知県立旭丘高等学校主催(協力 中部経済連合会・高山市・飛騨市)の学習交流会で、名城大学附属高等学校、富山県立高岡高等学校、本校の4校から42名が参加し、岐阜県高山市・飛騨市を会場に3泊4日の日程で行われました。本校からは1年生4名、2年生2名、計6名が参加しました。宿泊は旭丘高校林間学舎に2泊、市内の観光旅館に1泊しました。
8月6日(月)
出発~飛騨市~旭丘林間学舎
フォーラム①「グローバルを飛騨から考える(働く意味・お金の意味)」
鎌倉投信取締役 新井和宏 氏
ワークショップ①「日本の伝統技術を世界へ」
株式会社飛騨の森でクマは踊る 取締役 松本 剛 氏
フォーラム②「世代を超えて時を刻む、コンセプトカー「Setsuna」について」
トヨタ自動車 辻 賢治 氏
「研究することはどういうことか?」「グローバルをどれだけ意識しているか?」などセミナーリーダーの研究分野における話題を中心に話し合った。
フォーラム③「微細藻類が地球を救う」
デンソー新事業推進室事業企画担当部長 渥美欣也 氏
~「ものづくり」という語の精神性を理解し開発リーダーに不可欠な要素を学ぶ」
「チャレンジと失敗だらけの企業人生&起業アイディアを考えよう」
アライブ株式会社代表取締役 三輪尚士 氏
~起業し、海外進出するとはどういうことか、語学力とは何か理解する
「人を活かしきる!離島から世界へ」
株式会社「巡の環」 代表取締役 浅井 峰光 氏
~「現代日本の課題先進地」海士で課題解決のためにどうやって人を活かしてきたのかを学ぶ
「香道」
香道研究家 荻須昭大 氏
~伝統文化を通して日本固有のことがらに触れる
分野の第一線で活躍する講師陣による講義。多様な世界があることを実感させられた。
ワークショップ③「高山学」
前田さん(高山市役所) 丸山純平さん(岐阜大学地域科学部)
高山市の現状を説明していただき、古民家の活用についてセミナー班でアイデアを出し合い発表をおこなった。翌日、高山市内の古民家を訪ね、計画と実際との違いを見聞した。
●2日目は、主として林間学舎でセミナーリーダー、留学生からのレクチャー、その道の専門家からのレクチャー、さらには「高山学」として古民家をどう活用するかのワークショップなど盛りだくさんの内容でした。
8月8日(水)
旭丘林間学舎~高山まちの博物館~四反田(旅館)
セミナー③
セミナーリーダー(大学院生や社会人)や外国人留学生からのレクチャーのまとめ
フォーラム④&ワークショップ④「リーダーシップと合意形成」
県立広島大学大学院教授 百武ひろ子 氏
高山まちの博物館で「合意形成」をどのようにはかっていくかのレクチャーから各グループに「最強のチーム作りのためのスローガン」を作成する課題が与えられ、セミナー班とは違うメンバーを作り、それぞれのグループ発表を行った。
ワークショップ⑤
旅館に移動後、セミナー班にいる留学生の「大切なもの」について英語で聞きだし、英語でプレゼン発表を行う。最後に留学生から「大切なもの」についてのコメントを述べてもらう。オールイングリッシュで行われ、生徒達は必死で取り組んでいた。
高山市内研修(飛騨高山美術館など)
生活班ごとに市内観光。留学生と行動を共にしたり、外国人観光客とコミュニケーションをもった。
帰りのバスの中でリフレクション
全体を通して
セミナーリーダーによる用意周到なプログラムに、留学生も混じり非常にインターナショナルな雰囲気の中で実施された。多彩な講師からレクチャーを受け、ただ聞くだけでなく、グループで議論を深め、1日ごとの振り返りの中で自分はどう考えていくかのサイクルができていて非常に内容の濃いフェスタとなった。ゆえに消化不良となった内容も生徒達の中にはあったろうが、「グローバル」な視点を磨く上で貴重な機会となった。今後、このようなセミナーに多くの生徒が参加して輪が広がることを期待したい。