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PDA全国高校即興型英語ディベート合宿・大会2022

2022.08.22

開催日時:202185日(金)、6日(土)

会場:遠隔開催(Zoomを使用)

参加校:55校(316名)

本校参加生徒:3

山本衣織さん(1年)藤嶋百花さん(2年)、叶勇飛さん(2年)

主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)

後援:文部科学省

助成:公益財団法人 日本財団、公益財団法人 KDDI財団

今年度のPDA全国高校即興型英語ディベート合宿・大会2022は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、昨年度に引き続きオンラインでの遠隔開催となりました。本校からは1,2年生3名が参加しました。本校は3年連続3回目の参加となります。

1日目】

開会式では、まず今回の参加校の紹介がなされました。カメラとマイクのチェックも兼ねて学校の名前が呼ばれると挨拶をしました。スタッフの紹介、合宿スケジュールの確認、ルール諸注意が行われました。

 練習ラウンド1の論題は「Ranking children in sport events atkindergartens and elementary schools should be abolished.(園や学校の運動会での順位付を廃止すべきである。)」でした。生徒たちはそれぞれの経験を参考にどのような議論ができるかブレストシート(アイデア出しシート)にメモし、まとめていきました。ディベートが終了すると、他校の生徒と自己紹介をし、学校の様子などを語り合う姿が見られました。

 練習ラウンド2の論題は「As pets, robot dogs are betterthan real dogs.(ペットは、本物の犬より、ロボット犬の方がよい。)」でした。コストパフォーマンスや人と犬の幸福に焦点をあて、自分の見解を明確にした議論を展開する様子が見られました。                              

 練習ラウンド3の論題は「We should abolish the deathpenalty.(死刑制度を廃止すべきである。)」でした。犯罪抑止力や罪刑の均衡、人権侵害や世界的な潮流に関して深く論議されました。

1日目の最後は、予選1が行われました。予選1の論題は「STEAM education should beprioritized over English education.(英語よりも、STEAMを学ぶべきである)」でした。練習ラウンドでディベーターやジャッジを務めた経験を活かし、活発な議論が行われました。科学技術が目覚ましい進歩を遂げ、グローバル化が進む今日、これからの未来社会を担っていく生徒たちにとっても大変有意義な議論となりました。

2日目】

2日目は朝から予選2が行われました。予選 2の論題は「Footage of shooting incidentsshould not be reported.(銃撃事件の映像は報道すべきでない)」でした。Zoomを用いたディベートにやや慣れてきた様子で、POI等積極的にディベートに参加していました。

続いて、九州大学の大賀哲先生による、予選ラウンド3の論題に関するキーノートレクチャーが行われました。専門的視点から語られる公共政策に関するレクチャーは生徒達にとって貴重だったようで、興味津々に聴講していました。

予選 3 の論題は「Publicpolicies should be based on public opinion polls, rather than a few experts orbureaucrats.(公共政策は、少数の専門家や官僚ではなく、世論調査に基づくべきである)」でした。今までの論題の中で専門性が高く少し難しい議題でしたが、POI等を大いに活用し、議論百出する生徒達の姿が見られました。

昼食前に、zoom上でレクリエーション「Telepathygame〜以心伝心ゲーム〜」が行われました。以心伝心ゲームでは、出たお題をもとに連想する単語を共有しました。グループ内で同じ単語が出ればポイントがもらうことができます。生徒達は和気藹々と意見を交わしていました。先生やPDAスタッフも参加し、楽しいレクリエーションとなりました。以心伝心ゲームのアイスブレイクのお蔭か、休憩時間も昼食をとりながら推しの話などで大いに盛り上がりました。

 その後行われた準決勝、決勝には本校チームは進出できませんでしたが、全国レベルの高校生と質の高い論戦をすることができました。今後のディベート活動に向けて大きなモチベーションを得て、2日間にわたる即興型英語ディベート合宿・大会を終えました。

【対戦成績】

予選ラウンド21敗 11位 四日市高校(課外活動の部〔初心者〕56チーム中)

【表彰】

〈ベストディベーター賞〉

    叶 勇飛 さん(2年)

*ベストディベーター賞は28名が受賞しましたが、叶さんはその中で特に優秀な2名(ベストディベーター賞3回)に選ばれました。

 

参加生徒の声

 

・今回の夏合宿では練習試合全勝、予選3試合中2試合で勝つことができ、すべての試合においてベストディベーター賞を取ることができました。惜しくも準決勝に出ることはできませんでしたが、自分の成長が実感できてうれしかったです。全国大会ということもあり、さまざまの高校との交流ができてとても楽しかったです。ファーストスピーカーをしている身としてはいろいろなイントロ(スピーチの始め方)を見ることができ、とても参考になりました。去年から引き続きの出場となり、今では後輩もいる立場なのでさらに頑張っていきたいと思います。冬にある全国大会では入賞を目指したいです。

 

・今回全国ディベート合宿大会に参加してみて、全国の高校生と沢山交流をしながら自分の英語力を確かめることが出来てとても良かったです。前回参加した時よりも自分が言いたいことを言えるようになって英語ディベートがより楽しく出来ました。準備時間の15分では調べたり相談したりが十分にできないので、知っている単語や文法を使ってどれだけ相手に説明できるかという力を試せて良かったです。今回のディベートで沢山課題も見つかったので日々の勉強に繋げていきたいです。