○日 程:2024年7月29日(月)~30日(日)
○参 加 者:2年生8名、1年生10名 計18名 三重大学大学院生物資源学研究科に所属する練習船「勢水丸」に乗船し、「動く海洋調査研究室~生物計測実習~」に参加してきました。この実習では海洋計測や生物採集・観察を通して伊勢湾の水質と生物生産について知識を深めると共に、水産学・海洋学に関する関心を高めることを目的として行われました。生徒たちは普段では中々感じることのできない船上の景色や雰囲気を楽しみながら、見たことのない観測機器や生物に触れたり、生物海洋学研究室教授の石川先生の講義を受けたりして、高校では触水産学・海洋学について理解を深めていました。
【行程】第1日 7月29日(月)
10:00 松阪港集合・対面式・諸説明・安全教育
10:50 船内案内・昼食
13:00 松阪港出港
14:00 地点① 海洋観測・採泥・プランクトン採集・底生生物採集
15:30 地点① 海洋観測・採泥・プランクトン採集・底生生物採集
16:30 プランクトン観察
17:30 夕食
18:30 三重大学大学院生物資源学研究科生物海洋学研究室教授 石川輝先生による講義
19:30 釣りを用いた魚類採集
22:30 消灯・就寝
第2日 7月30日(火)
06:15 起床・ラジオ体操・デッキウォッシュ
07:00 朝食
08:30 松阪港入港
09:00 石川輝先生によるまとめ・中村亨船長による講評・終了式
SSH
10:15 下船・解散
【参加生徒の声】~活動を振り返って~
*石川先生の講義であった、「植物プランクトンはすべての生態系の下支えだが、それゆえに数が崩れると環境全体に関わる」といったフレーズが印象に残った。今までは目や口があって動きもわかりやすい魚類や動物プランクトンにばかり注目していたが、顕微鏡で見たケイソウはガラス細工のようで美しく、もっと環境全体の生き物を見てみたいという気持ちに駆られた。
*酸素濃度で生きている生物の量が異なり、それに伴って泥の質感や匂いがかわるのが面白かったです。ご飯もおいしく、釣りも楽しかったです^^充実した2日間でした。
*今回で印象的だったのは、食事の準備や部屋の片付け、掃除など全て自分たちで行ったことです。修学旅行とは違い、共同生活をしているような感覚がとても新鮮でした。
*乗組員同士の無線が聴けたり操舵室に立ち入ることができたりなどただ船に乗るだけでは経験できないようなことがたくさん体験できて非日常感を楽しめたので夏のいい思い出になりました。