令和6年8月22日(木)、「接着剤」と「シールの剥離」をテーマに研究をしている本校2年生の生徒2名が、化学工学会東海支部の高大連携の一環として、東亞合成株式会社名古屋工場を訪問しました。今回の訪問は、生徒が現在「探究Ⅱ」で取り組んでいる内容を、研究員のご指導のもとで実施する目的で行われました。
訪問当日は、まず東亞合成株式会社の概要について教えていただいた後、測定機器を使用して生徒が自作した接着剤の強度測定を行いました。また、シールの剥離に関する実験では、どの程度シールがきれいに剥離できたかを測定しました。参加生徒たちは最初緊張している様子でしたが、研究員の方にやさしく丁寧に教えていただきながら、落ち着いて測定することができました。
実験終了後は、生徒は初めて見る商品や大規模な工場施設に目を輝かせていました。
今後は、今回の実験で得られた測定結果を基に考察を進め、来年2月に開催される四高版科学の祭典に向けて発表の準備を行っていく予定です。
~参加生徒からのメッセージ~
*工場を見学させていただき、大量生産するための施設の規模の大きさや商品の開発のための専門的な実験器具の種類の多さ、企業の方々の実験結果を瞬時に分析し、改善を行っている姿に感激しました。ありがとうございました。
*企業の方が実際に試験で使用する機器などを使用させていただいたことで、本格的な実験を成功させることの難しさを肌で感じましたが、企業の方の優しいお力添えのおかげで、今後の実験につながる貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。