四日市市主催の地球環境塾に本校生徒1年生1名、2年生2名が参加しました。本事業は四日市市の友好都市である中国の天津市、姉妹都市であるアメリカのロングビーチ市の高校生を招聘し、四日市市の高校生と一緒に環境問題等について意見交換を行い、相互理解を深めることにより、次世代を担う青少年が、国際的な視野から環境について考え、天津市・ロングビーチ市・四日市市において、環境保全活動の活性化につなげることを目的としています。参加生徒は講義・見学、外国人生徒との交流を通じて、四日市市が過去の公害を教訓に環境を改善してきたことや、環境問題への取り組みを世界に発信していることを学びました。
第1日:開講式
市長・議長表敬訪問
講義・見学:四日市市の環境施策について(四日市公害と環境未来館)
参加者交流・懇親夕食会(ICETT)
第2日:市内高校生との交流(じばさん三重)
講義・見学:四日市市の循環型社会への取組みと環境配慮型ごみ処理施設
(四日市市クリーンセンター)
学習内容の意見交換(ICETT)
第3日:講義:海洋プラスチック汚染の概要と事例(楠交流会館、吉崎海岸)
講義・見学:市内企業の環境に対する取組み(三菱ケミカル四日市事業所)
国際理解:お茶体験(かぶせ茶カフェ)
学習内容の意見交換(ICETT)
第4日:講義・見学:環境教育のあり方(京エコロジーセンター(京都))
国際理解:京都市内視察
第5日:意見交換会(ICETT)
体験・交流:華道体験
発表資料作り・リハーサル
第6日:成果発表会・講演(じばさん三重)
閉講式
【参加生徒の感想】
・今回の地球環境塾で初めて環境について深く学びました。環境というのは私たちの生活に密着していて、他人事にできないほど環境問題が深刻な現状にあることを痛感しました。また、国際交流ができてコミュニケーションの大切さも学べたとても貴重な一週間でした。
・地球環境塾を通してたくさんの環境に関する知識を得ることができました。その中で最も心に残ったことは外国の方と交流することができたことです。講義後に外国の方がたくさん質問をし、感想を言うのを聞き、こういった態度は将来社会に出て必要になる力だと感じました。
・地球環境塾に参加して、自分に自信がつきました。初めて外国の方と一緒に生活しましたが、最初自分の英語に対する不安や外国の方と仲良くなれるのかという焦りがありました。しかし、外国の方の積極的な行動に感動し、「自分もやらなければ」という意識が生まれ、自分から話すことができるようになりました。プロジェクト中にどんどん生まれ変わったような気がして、とても楽しい経験ができました。