「三重・四日市から世界へ!新たな価値を創造する国際人の育成を目指して」を掲げた四日市高校が、
文部科学省からスーパーグローバルハイスクール(SGH)の指定を受けて8ヶ月がたちました。
これまで、SGHのもとでグローバルリーダー学や白熱英語講座など、新しい取り組みが行われました。
ここでは6月から9月までの主な活動をご紹介します。
6月4日 SGH大テーマ講演会
「グローバル化人材に求められる人材育成と国際連携」
(三重大学堀浩樹理事)
国際担当理事として三重大学のグローバル化を推進しつつ、医学部教授として後進の医師の指導にあたり、自らも小児科医として日本のみならずアフリカの子供たちの多くの命を救ってこられた堀浩樹先生が、興味深いお話や映像を交えつつ、ご本人の体験談やこれからのグローバル社会に求められる人材像について、示唆に富むお話をしていただきました。
6月21日 グローバルリーダー学 講義
グローバルリーダー学を選択した146人の生徒向けに2つの講義が行われました。
四高の前校長であり本SGHのプログラム作りに大きく関わった水谷先生からは、「研究論文の書き方」と題して、12月までに論文を書き上げる上で知っておくべき大切なポイントやノウハウについてのお話がありました。
7月17日・8月17日 ボランティア活動
実践活動【グローバル・アクション】の一環として、校外の清掃活動に出かけました。
7月は生徒会や美化委員を中心に、8月は運動クラブ生徒有志を中心に、学校周辺の美化に汗を流しました。地元の方とも、よい交流となったようです。
8月21日 JICAなごや地球ひろば訪問
グローバルリーダー学「文化比較研究」「教育」の生徒12名が、「貧困」「教育」「環境」など世界が直面する問題を体験型の展示で学習できる施設「なごや地球ひろば」を訪問しました。案内人の方々からJICAや途上国援助のお話をして頂いた後、展示スペースを体験しました。シリアとフィリピンでの協力隊時代の興味深い体験談をお聞きした後、1Fのカフェクロスロードで、本場のエスニック料理のランチを頂き、異文化を文字通り「味わって」きました。
9月17日 「アジア太平洋災害医学会」参加
グローバルリーダー学「医療・ボランティア」の生徒21名が、6月28日の講師二宮宣文先生(日本医科大学多摩永山病院救命救急センター教授・四校OB)が座長を務められる「第12回アジア太平洋災害医学学会」に参加しました。
災害医学の分野での世界の第一人者の方々の基調講演や研究発表を聞いたり、最新の技術を製品化した企業展示を見て回ったりと、有意義かつ刺激的な時間を過ごしました。
白熱英語講座(6/17~)
グローバルリーダー学の生徒のうち、英語力をもっと高めたいという73名の生徒を対象とした白熱英語講座が行われています。
講師としてEdward Scruggs先生(南山大学)をお招きし、毎回テーマを決めた対話型の授業はまさに「白熱」!
密度の濃い90分を過ごしています。
その他
テーマ別に行われたグローバルリーダー学の講義が次のとおり実施され、以下の講師によるエキサイティングな講義が繰り広げられました。
6月28日 坂口力元厚生労働大臣、グッドマン・ティエリー三重大学教授、他
9月13日 吉川哲彦味の素トレーディング社長、四日市市環境保全課岡田良浩参事、他
10月18日 河崎靖京都大学教授、コン・テイリ名古屋大学法学部准教授、他
11月15日 鬼丸昌也NPOテラ・ルネッサンス理事、久保田耕平東京大学農学部教授 他