1月28日(水)に、第3回大テーマ講演会が行われました。
1・2年生の生徒約720名が参加したほか、本校保護者の皆様など約70名の方にもお越しいただきました。
第3回は「グローバル化する社会における人権」をテーマに、「多様性の発見」と題して、聖学院大学 学長 姜尚中さんからお話をうかがいました。
まずは「グローバル化」と「国際化」の違いについての説明がなされた上で、「グローバル化」は我々の考えや生活と関係なく進んでいるので、明治以来の日本の変化をきちんと知るとともに、世界の問題を遠いものとせず自分の足元から考えることが大切であると説明を受けました。
平和な状態は、自然な状態で生まれるわけではなく、努力して作りあげるものであり、常に人権を考えながら生きなければならない。
他者からの尊敬が自らの尊厳につながり、他者への尊敬を生むとの説明に、生徒も大きくうなずいていました。
生徒からは、先般の紛争問題に関する質問も出るなど、姜さんから学んだ現代の問題に対して自分なりの視点を持とうとする積極的な姿勢が見られました。