SGH海外フィールドワーク カンボジア研修旅行(報告)
2017.12.17
■ 日 程:平成29年12月17日(日)~22日(金)5泊6日
■ 参加者:生徒12名、引率教員2名
12/17(日)
中部国際空港からカンボジアへ
中部国際空港を出発。
ベトナムで乗り換え、カンボジア
(プノンペン)に向かう。
JICAカンボジア事務所では、昨年度に続き小川さんと三重県伊賀市出身の岸田菜見さんからカンボジアの歴史や日本からの支援などについて説明いただきました。またその後、「乳幼児の死亡率」「ガバナンスの信頼度」など、生徒からの質問に丁寧に回答していただき、時間一杯までカンボジアへの支援や今後の可能性について考えました。
クラタペッパー訪問
三重県津市出身の倉田さんが経営するクラタペッパーを訪問。
倉田さんの経験をもとにしたカンボジアに関する情報やグローバルに活躍するためのヒントなど、多岐に渡る話を聞かせていただきました。また、胡椒の選別作業場も見学させていただきました。
トゥールスレン虐殺博物館見学
トゥールスレン虐殺博物館は、クメール・ルージュ支配下のカンボジアに設けられていた政治犯収容所で、学校を転用したため校庭や教室の痕跡が残っていました。その中には尋問室、暗くて狭い独房、拷問で使用された道具や、多くの犠牲者の写真が掲示されていました。当時の残虐な時代を知り、このようなことが二度と繰り返されない世界を作っていかなければならないと感じました。
2/19(火)
カンボジア日本友好学園(ブレイベン州)訪問
プノンペンから車で約2時間。途中JICA支援の「つばさ橋」を眺めながら、ブレイベン州にあるカンボジア日本友好学園に到着。挨拶のあと、生徒同士で自己紹介や食事をしながら意気投合。
その後、校庭に出て日本の遊びを紹介し、一緒に楽しみながら交流し、学校で集めた文房具のプレゼントを渡しました。最後にホームビジットを体験し、将来まで繋がる友好を深めました。
12/20(水)
Tonle Bati(トンレバティー)遺跡見学
プノンペンから車で1時間程度にあるアンコールワット時代に建てられたとされる小さな寺院。
細かい装飾等はクメール遺跡で堪能。
キリングフィールド見学
トゥールスレンで収容された人々が、連れてこられた処刑場。今もなお、犠牲になった人の服や人骨が地中に埋まっていて発見されている。現地添乗ガイドのソーピアさんの説明を聞きながら、悲惨な歴史を現場で感じ、「平和」への思いを強く心に刻んだ。
王宮見学
プノンペン市内の中心部にある、カンボジア国王の住まいがある王宮を訪問。広大な敷地に写真や絵画を見ているような美しい建造物があり、屋内には金や宝石で飾られた仏像も多数。
名古屋大学が提携を結ぶ、日本法教育研究センターの学生と交流しました。
2年生とは他己紹介を、1年生とは名刺交換をして互いの言語で交流しました。
また3、4年生とは施設見学のあと、昼食を食べながらカンボジアのことや将来の目標などを情報交換。
午後からは、準備してきた絵カルタを使っての神経衰弱や伝言ゲームをしたり、ダンスを披露したりして楽しく交流を深め、別れを惜しみながら大学を後にしました。
最後にセントラルマーケットに立ち寄ったあと、カンボジア空港からベトナムを経て、12/22(金)に無事帰国しました。