■ 日程:平成30年12月16日(日)~21日(金)5泊6日
■ 参加者:生徒12名、引率教員2名
12/16(日)
中部国際空港からカンボジアへ
中部国際空港を出発。
ベトナムのホーチミンで乗り換え、カンボジア(プノンペン)に向かう。
12/17(月)
JICAカンボジア事務所訪問
JICAカンボジア事務所では、昨年度に続き小川さんと三重県伊賀市出身の岸田菜見さんからカンボジアの歴史や日本からの支援などについて説明いただきました。またその後、「インフラ整備について」「元宗主国フランスとの関係」などの質問に丁寧に回答していただき、時間一杯までカンボジアへの支援や今後の可能性について学習しました。
JMASカンボジア事務所訪問
今回、5回目のカンボジアFWで始めて訪問したのが、地雷除去活動などに携わっているNPO団体であるJMASでした。事務所には末永所長さんとシニア・マネジャーの横山さんの2名の日本人がいて、後は現地人や他国のNPOの方々が所属しており、タイとの国境に近い地雷原を中心に地雷除去作業を地道に行っている様子を詳しく説明していただきました。
トゥールスレン虐殺博物館見学
トゥールスレン虐殺博物館は、クメール・ルージュ支配下のカンボジアに設けられていた政治犯収容所で、学校を転用したため校庭や教室の痕跡が残っていました。その中には尋問室、暗くて狭い独房、拷問で使用された道具や、多くの犠牲者の写真が掲示されていました。当時の残虐な時代を知り、このようなことが二度と繰り返されない世界を作っていかなければならないと感じました。
プノンペンから車で約2時間。途中JICA支援で建設された「つばさ橋」を渡り、ブレイベン州にあるカンボジア日本友好学園に到着。コン・ボーン理事長、ラクサー校長先生たちから出迎えを受け、選抜された生徒たちとの挨拶のあと、自己紹介や椅子取りゲーム、食事をしながら意気投合。
室内での交流の最後には学校で集め、持参した文房具を手渡しました。
本校卒業生山口さん講演
夕方ホテルに戻ってから、本校OBで一流コンサル会社の会社員から転身し、カンボジアで起業している山口さんに、講演をお願いしました。カンボジアで起業した理由、カンボジアの魅力など10数年前まで同じ四日市高校に通っていた先輩の生の体験談に、皆大変刺激を受け、その後夕食を共にしました。
クラタペッパー訪問
三重県津市出身の倉田さんが経営するクラタペッパーを訪問。本校のカンボジア訪問初年度から5年続けての訪問となりました。倉田さんの経験をもとにしたカンボジアに関する尊敬の気持ちや、グローバルに活躍するためのヒントなど、多岐に渡る話を聞かせていただきました。
ひろしまハウス訪問
日本で開かれた広島アジア大会を機に日本からの援助が始まったひろしまハウスを本年度初めて訪問しました。カンボジア日本友好学園などとは環境が違い、首都のプノンペンにおいて本当に貧しい生活の中、小学校教育もままならない児童たち50数名を対象に、GMの友廣さんを中心に現地人スタッフと日本のスタッフが協力して、高校卒業資格まで取得させようと努力している姿に、本当の国際協力の意義とは何かを考えさせられました。
12/20(木)
王宮見学
プノンペン市内の中心部にある、カンボジア国王の住まいがある王宮を訪問。広大な敷地に金で装飾された美しい建造物があり、隣接の寺院と共に目を奪われる豪華絢爛さに圧倒されました。
王立法経大学訪問
名古屋大学が提携を結ぶ、日本法教育研究センターの学生と交流しました。2年生とは自己紹介の後の日本語中心に交流を、1年生とは互いの言語で自己紹介、名刺交換等をして交流しました。