開催日時:2023年6月10日(土)13:00-17:00
会場:オンライン(Zoomを使用)
参加校:岐阜県立岐阜高校、静岡県立静岡高校、静岡県立浜松北高校、
愛知県立岡崎高校、三重県立四日市高校
本校参加生徒:4名(1年生3名、2年生1名)
主催:一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)
スタッフ:PDAスタッフ、PDA認定教育ジャッジ
今年度のPDA東海公立高校即興型英語ディベート交流大会は、昨年度に引き続きオンラインでの遠隔開催となりました。本校は東海交流大会には5年連続の出場となります。開会式では、アメリカ在住の一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)代表理事中川智皓先生よりメッセージが送られました。続いて参加した5校の選手紹介やPOI(Point of Information: ディベート中に質疑応答を要求することができる)の練習を行いました。
第1ラウンドの論題は「Studentsshould be prohibited from using ChatGPT.(生徒のChatGPTの利用を禁止すべきである。)」でした。高校生が時事問題に普段から興味を持って接しているかが問われる論題であり、自分の意見を即興でまとめ、自分のチームが論理性で相手チームを上回ることができるか試されました。
続く第2ラウンドの論題は、「Japan should increase defense spending.(日本は防衛費を増額すべきである。)」でした。国際的な問題に対する解決方法について真剣に考えなければならない論題で、相手チームの主張をとらえ、効果的に反論する能力が問われました。ディベート後ジャッジのフィードバックを待つ時間では、お互いの高校の様子や、部活などについて話し、交流する様子が見られました。
第2ラウンド終了後に、2試合を通じてジャッジが高く評価した生徒6名によるエキシビションディベートが始まりました。本校からは生駒亜子さん(1年)が選ばれました。論題は「Japanese students should go to university abroad.(日本の学生は海外の大学に進学すべきである。)」でした。生駒さんは初めてチームメイトとなる他校の生徒とオンラインで作戦を話し合い、論題について深く分析し、堂々としたスピーチを披露しました。勝敗はエキシビションディベートを聞いていた生徒が挙手で投票しました。
表彰式が終わると、ベストディベータに選ばれた生徒が本日の感想と今後の夏合宿・大会と全国大会に向けた意気込みを述べ、PDA東海公立高校即興型英語ディベート交流大会の幕が閉じました。
〈POI賞〉
生駒 亜子 さん(1年)
参加生徒の声(アンケートより抜粋)
・日本語では言えないことも英語だと言えたり、普段考えないことを考えられたり、肯定側と否定側が決められているため自分の本心ではない立場から物事を見られたので、とても楽しかったです。
・ 英語で相手のスピーチを理解して、反論を即興で考えることに慣れておらず、反論が思いつかなかったり、英語での言い方がわからなかったりと焦りました。そんな時にチームメイトがメモを渡すなどしてたくさん助けてくれました。今回は自分のことで精一杯でしたが、もっと練習してチームに貢献できるようになりたいと思いました。また、エキシビションディベートや他校の人のスピーチを見ていい刺激をもらいました。一人で何かをすることでは味わえない協力することの大切さと楽しさを感じたことに加え、英語の勉強を頑張ろうという意欲が湧いた貴重な経験になりました。